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ドレミらんど ドレミらんど

専門家の先生にお話をうかがいました。

音楽教室で親子の楽しい体験を一緒に共有できることは、とても貴重なことです。
子どもの発達において3歳くらいまでは、保護者との関係をきちんと作ることが重要です。
もちろん保護者との関わりは、家庭にもありますが、それがいつも楽しい関わりかというと、どうしても日常的なことが優先されてしまうのが現状ではないでしょうか。
本当の意味で親子にとって楽しいと思える時間は、いざ家庭の中で持とうと思ってもなかなか難しいものです。
そういう意味で、この時期に音楽教室で親子の楽しい体験を一緒に共有できることは、とても貴重なことです。
そして、他の大人や同世代の子どもたちという広がりをもった関係性の中で、そういった体験を数多く積み重ねていくことには大きな意味があるのです。
遊ぶための力を作ることは成長する上での大事な要素となります。
お子さまにとっては、「遊び」がお仕事。「遊び」と聞くと、「単なるお楽しみ」と捉えられがちですが、遊ぶための力を作ることは成長する上での大事な要素となります。
例えばボール遊び。一見なんでもないような遊びに思えますが、ボールをどう扱えば良いかという「経験」や、指先の力をコントロールする「感覚」、相手を意識して「わたす」「受け取る」(人とのやりとり)といった複合的な力がないとボールを相手の元へ転がすことすらできません。
そういった意味で、何でもないような遊びの中に、実は人として成長するための大事な要素がたくさん含まれています。
音楽教室には「音楽を通した遊び」があふれています。
荻野 美佐子(おぎの みさこ)先生
上智大学教授。専門は発達心理学。乳幼児期のコミュニケーションの発達を主なテーマとしている。
「保育現場のコミュニケーション-発達心理学的アプローチ-」(分担執筆、あいり出版)、「子どもの社会的発達」(分担執筆、東京大学出版会)、「ことばの発達入門」(分担執筆、大修館書店)など。発達上の困難を抱えた子どもたちの療育やアセスメント、親子の支援にもかかわっている。