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教室の思いで 〜アーティストの声〜
大島ミチルさん 「自分から積極的に関わることと心から楽しんでしまうことで、さらに音楽が好きになりました。でもそれは音楽だけに限らないことですよね。」
“音あそび”で身についた集中力は今、作曲家としての私の財産なんです。
大島ミチルさん
― 大島さんは4歳でヤマハ音楽教室に通い始められたそうですが、きっかけは?

大島 単純なきっかけなんですが、「姉のあとを追って」なんです。姉が絵を習えば私も習うし、姉が音楽をやるなら私も……という、何でも姉のまねをする子だったんです。

― 最初はお姉さんのまねでも、それを職業にしてしまうのだからすごいですよね。

大島 子どもの頃から、やり始めたら何でも熱中するタイプで、音楽以外にも水泳や陸上競技など、ずいぶんのめり込んだんですよ。

― のめり込むにもコツがいると思うのですが?

大島 比較的集中力が高いほうだと思うんです。今の作曲という仕事をする上で、最も重要なファクターでもあるこの集中力は、子どもの頃に身についたものだと思います。

― どのようにして身につけられたのですか?

大島 ひとつは両親の私への接しかた。
実は私、無類の本好きで、今でもどんなに忙しくても一日に一度は本屋さんに行かないと気が済まないのですが、それは子どもの頃に両親が毎日のように本を与えてくれたからなんです。
買ってもらった本を私は一日で読んでしまい、翌日には本の内容を両親に教えてあげるのが日課のようになっていました。
それで本を読むための集中力が高まっていったのでしょう。

― たった1日で1冊を読んでしまうなんて、大人でもなかなかできませんからね。ほかにもあるんですか?

大島 ええ。もうひとつは音楽教室での経験です。
幼児科では"音楽"というよりは"音あそび"のような感覚で、みんなで楽しみながら音をつくっていくのですが、それでもリズムやハーモニーをきちんとそろえるためには、自分で音を出しながら周りのお友達の音も聴かなければならないんです。
今思うと、それは子どもにとってすごく集中力がいる作業だと思うんです。

一 見楽しんでいるだけに見えますけれどね。でもそれで身につけた集中力が、今多いに役立っているわけですね。

大島 はい。子ども時代に覚えたことって大人になっても忘れませんよね。
それと同じで子どもの頃に身につけた集中力は、大人になってもなくなっていない。
そんな能力を身につける環境を与えてくれた両親に感謝しています。
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