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4・5歳児 幼児科

練習のポイント(基本編)

ポイント1 練習は、短い時間でも毎日。

「楽器の練習」というと、つい「何時間も集中して」と考えがちですが、幼児期の子どもたちは、まだ大人のようには1つのことに長い時間集中することはできません。
それなのに無理に長時間練習させようとすると、音楽そのものが嫌いになってしまって、むしろ逆効果のこともあります。
幼児科の時期は、練習の習慣づけの意味も含めて、「短い時間でも毎日音楽にふれる」ということを心がけていただきたいと思います。

ただ「短い時間」と言っても、まだこのぐらいの年齢では、時間の概念がよくわかっていない子もたくさんいます。
「○分練習しようね」というよりも、「時計の長い針が○をさすまで練習しようね」、あるいは「この曲を○回弾こうね」と、具体的に言ってあげたほうが、子どもたちにはより伝わりやすいようです。

ポイント2 練習の習慣づけは生活習慣とセットで。

幼児科の最初の頃は、体験する曲もかんたんなので、それほど家での練習の必要性は実感されないかもしれません。
しかし、テキストが進んで曲が少しずつむずかしくなってくると、レッスンの前日に1~2回弾いただけでは間に合わなくなってきます。
でも、そうなってからだと、毎日の練習はおっくうに。
ですから、曲がかんたんな時期にこそ、練習を毎日の習慣にしていただければと思います。
習慣づけのやり方はいろいろありますが、中でも効果的なのが、生活習慣とセットにする方法。
たとえば、「保育園・幼稚園から帰ったらすぐ」「晩ごはんの前」「お風呂に入る前」など、毎日必ずすることとセットにして練習時間を決めておけば、ついうっかり・・・ということも少なくなり、効果的に習慣づけができますよ。

ポイント3 練習は、予習よりも復習を中心に。

幼児科のレッスンの基本は「先生のまねをして歌ったり弾いたりすること」。
ですから家での練習も、レッスンで体験したことをくり返す「復習」を中心におこなっていただければと思います。
体験したこと(=できること)をくり返すのは、子どもたちにとって自信となり、次のレッスンや練習への意欲につながります。
「うちの子は予習しないとついていけないから」と心配される保護者の方もいらっしゃいますが、幼児科のレッスンではその場ですぐにできることよりも、はじめてその音楽に出会った感動を大切にしています。
ぜひこの時期は、予習よりも復習をお願いします。

ポイント4 以前に体験した曲もくり返し弾こう。

テキストが進んでいくと、体験した曲もだんだん増えてきます。
家での練習では、そういう「以前に体験した曲」をくり返し弾くことも大切です。
新しい曲を練習している時は、子どもたちは精一杯のところで弾いているので、なかなか「弾けた」という実感が得にくいのですが、たとえば3ヶ月前に体験した曲をもう一度弾いてみると、意外なほど楽に弾けたりします。
楽に弾ければ以前は見過ごしていたところ(たとえばハーモニーの動きやこまかい表現のしかたなど)に改めて気づいたりもし、それが演奏力にもつながります。
またスラスラ弾けること、弾ける曲がたまっていくことで子どもたちの意欲や自信もアップします。
家での練習では、ぜひ以前に体験した曲にも積極的に取り組んでみましょう。

ポイント5 「遊び弾き」も積極的に。

「ヤマハの曲は弾かないで、アニメやテレビの曲ばかりを勝手に遊び弾きして困る」・・・そんな保護者の方の悩みを時々耳にしますが、これはむしろ喜ばしいことです。
遊び弾きができるということは、「聴いた音を弾ける耳の力」が身につき、「音楽でなにかを表現したいという気持ち」が芽生えはじめている証拠。
これこそはヤマハが音楽教育をとおしてめざしていることですので、遊び弾きは否定せず、ぜひ保護者の方もいっしょに楽しんでいただきたいと思います。
その際気をつけていただきたいのは、ちょっとぐらい音が違っていてもいちいち口をはさまないこと。
せっかく楽しく弾いているのに「それ、違うよ」と否定されると、子どもの想像力はそこで閉じてしまいます。
少し変でも「おもしろい音だね」と共感していただければと思います。
そうした上で、「じゃあヤマハの曲も弾いてみようか」とうながしていただければ、きっとスムーズに練習にはいれると思いますよ。

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