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菅野祐悟さん インタビュー

作曲家
この記事は約3分で読めます

数多くのドラマや映画のサントラを手がけるなど第一線の作曲家・音楽プロデューサーとして大活躍の菅野さん。
作曲との出会いはヤマハ音楽教室にありました。

菅野祐悟 プロフィール

作曲家。1977年生まれ、東京音楽大学作曲科在学中より映画、CM、アーティストへの楽曲提供をはじめる。
2004年フジテレビ系月9ドラマ「ラストクリスマス」で劇伴※デビュー。
その後「ガリレオ」「MOZU」「花咲舞が黙ってない」「昼顔」「リーガルV 元弁護士・小鳥遊翔子」など人気テレビドラマや「踊る大捜査線」など映画音楽、「PSYCHO-PASSシリーズ」「ジョジョの奇妙な冒険シリーズ」などアニメ音楽、2014年にはNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、2018年にはNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の音楽を手掛けた。
2007年よりオーケストラを率いたコンサート活動も毎年行っている。
※映画やドラマにあわせて、テーマ音楽はもとより、シーンにあわせた音楽を作曲すること。

オフィシャルサイト

劣等生の僕が、作曲だけは褒められた

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通っていた幼稚園の一角でヤマハ音楽教室が開講されていて、4歳の時に母親のすすめで幼児科に入会しました。
母親はクラシックギターを弾いていましたが、譜面通りにしか弾けないことをすごく残念がっていたんです。
子どもには、クラシック曲を巧みに弾きこなせるよりも、たとえばキャンプファイヤーでギターを即興で弾いてみんなで歌えるような、音楽を自由に楽しめる人になってほしい。母親にはそんな想いもあったようです。

いざ習ってみると、僕はピアノがうまく弾けなくて教室では劣等生でした。
ただ、ヤマハのレッスンの中に作曲・アレンジがあって、小学校の頃、唯一「作曲」だけは先生に褒められたんです。
学校の勉強も運動も苦手な僕が初めて人に認められたことがものすごく嬉しくて、これだ!と。
そのとき、自分には作曲しかない、作曲で食べていこうと決めました。
ヤマハが僕の人生を切り拓くきっかけを作ってくれたのです。

ヤマハが人生の可能性を大きく広げてくれた

ヤマハには子どもが豊かな音楽体験ができる環境がしっかりと整っていると思います。
たとえば「聴く力」は、感性がやわらかい子どもの頃から良質な音楽をたくさん聴くことで培われていきます。
ヤマハのレッスンで使用する曲はアレンジ一つをとっても一流の音楽家が手がけていて、子どもが良い音楽に触れられるようきめ細かに配慮されています。

僕自身がヤマハで一番良かったと思うのは、人生の可能性を大きく広げてもらえたことです。
音楽は与えられた曲を弾くだけでなく、歌ったり踊ったり、曲をアレンジしてもいいし、自分で曲を創りだしてもいいんだよとヤマハが教えてくれたから、僕は作曲の世界を知ることができた。
さらに先生が褒めてくれたことが自信となり、作曲家を目指すことができたのです。

子どもにとって大切なのは、テクニックを身につけることやその道で大成するかどうかではなく、こんな楽しい世界があるよ、あんな世界もあるよ、と大人が色々な可能性の扉を開けて見せてあげることではないでしょうか。
その先どうするかは、子どもの自由です。
世の中は素晴らしい可能性がたくさんあるんだと知ることが、人生をとても豊かにしてくれると思います。

子どもの芽が伸びるのを見守ってあげて

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劣等生の僕が夢を叶えて作曲家になることができたのは、親が「この子は下手だから」と見限らないで、ピアノを続けさせてくれたからでもあります。
だから親御さんには、子どもが思うように上達しなくても、本人が続けたがっていたら続けさせてあげてほしい。
親の考えで子どもの可能性を閉ざさないでほしいのです。
時間がかかっても、その子なりの芽を伸ばしていくのを大切に見守ってもらえたらと思います。

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