久保純子さんがナビゲート

4・5歳が分かれ道。幼児期に音楽を始めると獲得できる様々な能力とは?

by ヤマハ音楽振興会

一生ものの音楽力。それを身に付けるには、幼児期が分かれ道であると言われています。
幼児期に始めてこそ獲得できる能力とは?
ヤマハ音楽教室のレッスンや、脳科学の専門家との対談を通して、久保純子さんがナビゲートします。

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ナビゲーター 久保純子さん

まずは、ヤマハの4・5歳コース『幼児科』に通うお子さんの、通い始めてから2年後を動画で見てみましょう。

幼児科2年間の修了時に実施される『幼児科音楽基礎グレード』(ヤマハの音楽能力検定)の様子

聴く力(メロディ)・聴く力(和音)

読む力・弾く力

絶対音感は、脳が発達する幼児期だからこそ身に付く能力

音楽を学ぶには、子供の成長に応じた適切な時期があると言われます。詳しく教えていただくために、脳科学者で『ピアニストの脳を科学する』の著者でもある古屋先生にお話を伺いました。

久保さん:

さきほど(幼児科音楽基礎グレードで)生徒さんが、先生の弾くピアノの音を聴いて正確に発音していましたよね。あれは、子供の成長とはどういう関係があるんですか?

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古屋先生:

あの時ですね、生徒さんは先生の手を見ずに音を聴くだけで認識していました。ということは、音を聴いて脳がそれを直接理解することができるんですね。そういう能力を絶対音感という風に言うんですけれども、特に幼少期に身に付く能力という風に言われています。同じように幼少期に身につくのは、例えばリズムを知覚したりあるいはピッチを感じたり、色んな和音を感じる、ハーモニーを感じる能力というのも、特に4歳、5歳といった幼少期に発達することがよく知られています。

久保さん:

そうなんですね。脳が発達する時期だからこそ獲得しやすいっていうことなんですね。

古屋先生:

仰る通りですね。

久保さん:

こうした能力を得るにはどうすればいいんですか?

古屋先生:

はい。幼少期に最適な音楽体験をすることが大切になってきます。幼少期にしか身に付かない能力がありますので、それが分かれ道になってきます。

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幼児期に最適な音楽体験。ヤマハ独自のレッスンとは

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幼児期における最適な音楽体験や、それによって獲得できる能力とはどんなものなのでしょうか?
ヤマハのレッスンの中にその答えがあるかもしれませんね。

実際のレッスンの様子 【聴く→歌う→弾く→読む】

久保さん:

実際のレッスンを見ましたが、どの辺りが幼児期に最適な音楽の体験なんですか?

古屋先生:

聴いて、そして歌って、それから弾いて、最後に楽譜を読むということをしていたと思いますけれども、あのように感覚と運動をつなぐというトレーニングが幼少期にはとても大切になってきます。例えばシジュウカラという小鳥がいますよね。小鳥が親の鳴き声を真似するといった時も、親の鳴き声をまずよくきいて、そしてそれを真似して、自分の声に出して、コミュニケーションをとるという風にですね、このようなプロセスは非常に生物学的に自然な流れ、働きになっています。

久保さん:

エレクトーンの良さというのはどういうところにあるんですか?

古屋先生:

ピアノだと一つの音を聴くと、その音色に対応する神経細胞だけが活動するんですが、エレクトーンの場合はいろんな音色を聴くことになるので、それぞれに対応するたくさんの神経細胞を働かせることができます。

対談画像

久保さん:

神経細胞が刺激されるんですね。

古屋先生:

そうですね、仰る通りです。

久保さん:

グループレッスンの良さっていうのはどういうところにあるんですか?

古屋先生:

はい。グループレッスンは社会性を育むために非常に大切になってきます。プライベートのレッスン、個人レッスンではなかなか社会性というのは育まれないということが分かっていますので、グループレッスンというのは非常に有意義なものだという風に考えられます。

音楽力により、外国語の習得や知能の発達も促進される

久保さん:

この幼児期に音楽力を身に付けることで、他にどんないいことがありますか?

古屋先生:

例えば外国語の習得が促進されることがよく知られています。

久保さん:

外国語の習得!?

古屋先生:

ええ、そうですね。例えば生活環境の中ではいろんな雑音があるんですが、そういった雑音の中でも相手が話している内容がよく理解できる。それから、言語によってはピッチやリズムといった情報で自分が意図していることを伝える言語もありますが、音感を育むことによって相手のピッチ、あるいはリズムをよく理解するので、結果的に言語を理解して言語の習得が促進されるということも知られています。

久保さん:

そうなんですね。

古屋先生:

それから、IQやEQといった知能の発達が促進されることもよく知られています。

久保さん:

音楽を習うと、外国語の習得にも効果が出たり知能の発達にも影響があるというのは、本当に興味深いですね!

60年にわたり研究を重ねたカリキュラム。ヤマハ出身のプロの音楽家も多数

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ヤマハ音楽教室がどんなところなのか、もう少し見てみましょう。

ヤマハのカリキュラムと特長

ヤマハの教室で体験してみよう

お子さんが幼児期の今、習い事などは何を選べばよいのか、何が子どもに合っているのか迷う方もいらっしゃると思います。まずは試しにお子さんとヤマハの体験レッスンに行ってみて、それから決めるというのも一つの方法です。親子で一緒に習い事ができるのもこの時期だけの大切な時間ですよね。

一生ものの音楽力をプレゼントできる最大のチャンス。幼児期の限られた時間を、是非大切にしてください。

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