専門家にききました 「3歳の子どもって?」
ヤマハ音楽教室では、
「伸びる時期に伸びる力を」という
〈適期教育〉の考え方に基づいて
プログラムが考えられています。
では、3歳はいったいどんな時期なのでしょうか?
保護者の悩みに
発達心理学の専門家が答えてくれました。
- うちの子はできないことが
多いような気がするのですが……。 - この時期は条件さえ整えば能力を発揮できることが多いのです。「できない」のではなく、「できるけどできない」時期といえます。どんな条件が整えばその子らしさを発揮できるか、一緒に考えていきましょう。
- 会話がまだまだ自己中心的です。
- まずは子どもが言いたいことをいったん受けとめ、共感してから再度語りかけてあげましょう。
わかってもらえるうれしさや、言葉がわかる心地よさを重ねて体験することで、もっと話したい、聞きたいという気持ちが生まれてきます。
- なんでも「どうして?」「なんで?」と聞いてくるので困ります。
- 知的好奇心の表現であったり、単にママからの反応がほしかったりするのでしょう。なるべく忍耐強く応じてあげましょう。科学的な説明よりも、擬人化したり、目的などを答えても。たとえば「川はどうしてあっちに流れてるの? 」と聞かれたら「川さんはあっちへ行きたいんじゃない?」などと。もちろん今後は年齢に応じた説明も必要になります。
- 一人で人前に出るのが
苦手です。 - 子どもによって個人差があります。無理をさせずに、あたたかく見守ってください。講師も生徒さん一人ひとりの状況に合わせてレッスンを進行させています。着席したままでも大丈夫。あせらず、保護者の方が自ら音楽を楽しむ姿勢を見せていきましょう。