具体的には「音楽を聴いて感動できる心」「音楽的に聴ける耳」「自分を表現したいという意欲」を養うこと。
それを受けて開講直後のレッスンでは、鍵盤を弾いたり楽譜を読むことよりも、まず「先生の演奏や教材の音楽をしっかり聴き、それをまねして歌う」ということが重点的におこなわれます。
そのことを通して培われた音楽的な耳の力や表現力が、その後の鍵盤演奏や読譜の体験を、より深く、充実したものにしてくれるのです。
一見せわしないように感じられるかもしれませんが、幼児期の子どもが一つのことに集中できる時間は3分から5分程度。
一つひとつは短い時間で、いろいろな項目を体験していく方法のほうが、この年齢の子どもたちにとっては有効なのです。