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大人も夢中になる!親子で楽しめる音楽を ― 増田裕子さん

増田裕子さん インタビュー

― 歌が大好きでヤマハ音楽教室に

小さいころから歌うことが大好きだったというケロポンズの「ケロ」こと増田さん。「親戚が集まったときに人前で歌ったり。母には、赤ちゃんのころ私をおんぶしていたら、『こんにちは あかちゃん』と、自分が赤ちゃんなのに自分で歌っていたと言われました」。

ヤマハ音楽教室には、4歳から6歳まで通っていたそう。「幼稚園で行われているヤマハ音楽教室でのグループレッスンでした。マグネットを使ったりオルガンを弾いたり、シールがもらえるのも楽しみで」。

小学校入学を機に、ピアノの個人レッスンを始めます。先生は何人か変わっていき、だんだん厳しい先生につくようになったそうで、「どの先生も愛情をもって一生懸命教えてくださるので、私も頑張らなきゃという気持ちでした」とも。

負けず嫌いの性格のため、ものすごく怒られても、「くやしい!やってやる!と奮起したことが上達につながりました」と自己分析を。


― 中学・高校は合唱部、その後、音大へ

中学・高校では合唱部に所属。「ピアノを弾くより、むしろ歌うことが大好きでした」。

中学時代は東関東大会にも出場。大学は国立音楽大学の幼児教育科に進学しました。「高校生の頃、いとこの子どもと遊んでいて、子どもに興味を持ったのと不思議な夢を見たんです。子どもが私の手を引っ張る夢で。今の仕事もそれに導かれたのかもしれません(笑)」。

音大に進学したいとご両親に伝えると、お父様に反対をされてしまいましたが、お母様が、「私が行かせます」と通帳をバンと差し出したそう。「小さいころから音楽が大好きだった私を見ていて、音大に行けるよう貯めておいてくれたのです。母は56歳で亡くなりましたが、本当に感謝しています」。


― 大人も子どもも楽しめる音楽バンドを結成

大学では、音楽遊び研究会で、音楽教育の第一人者、繁下和雄先生に師事。子どもとキャンプに行ったり、児童館で遊び歌をしたり、「こういうことをたくさんできる幼稚園に勤めたい」と、卒業後は幼稚園に就職。

ところが、幼稚園の先生は、音楽を教えるだけが仕事ではないので、悩んでしまうこともあったそう。そんな時に、子どもと遊び歌をしたり、親子で楽しめるコンサートをするバンドを組まないかと誘われて、幼稚園を退職。1987 年に、中川ひろたかさん、福尾野歩さんと共に、トラや帽子店というバンドを結成しました。

当時、子ども向けの遊び歌やパネルシアターをするバンドはなく、全国を回るうちに、幼稚園や保育園で大人気に。


― イベントを通じてポンちゃんと出会う

そして「広島にもトラや帽子店を呼びたい」とイベントを企画したのが、当時学生だった「ポン」こと、平田明子さんでした。「教育関係の学部の4年生のときに、トラや帽子店のコンサートを見て、参加している全ての人がその人の立ち位置で楽しめる、こんな面白いバンドがいるんだと衝撃を受けました」。

その後、平田さんは、地元広島でトラや帽子店のイベントを開催し、800 人のお客さんを集めました。

これが縁となり、2人は飲み仲間に。その後、増田さんがパネルシアターの講習会をするときに、平田さんに伴奏をお願いするようになり、トラや帽子店休業中にケロポンズを結成。

今年結成20周年、1000曲以上を作曲してきました。これからも2人で曲作りをしつつ、今後は、若い世代とのコラボや、高齢者が楽しめる音楽にも活動の幅を広げたいといいます。「ヤマハ時代は、楽しかった思い出ばかり。自分が楽しいと思うことを作って表現するのは、ヤマハ時代に培われたのかもしれません」と増田さん。「子どもたちには音楽の楽しさを伝えたい。それにはまず、自分たちが楽しいものを作ろうと思っています」というお2人。「保護者のみなさんもお子さんの気持ちに寄り添って、一緒に音楽を楽しんでもらえるといいですね」とメッセージを。

プロフィール

1999年結成、増田裕子(ケロ)と平田明子(ポン)からなるミュージック・ユニット。子ども向け音楽や振付の制作、保育士・幼稚園の先生を対象にしたセミナーへの出演、楽曲・振付け提供、絵本の創作なども行う。子どもだけでなく大人も一緒に楽しめる親子コンサートは年間100公演以上。代表作「エビカニクス」は、保育園や幼稚園で人気の定番体操曲に。20周年記念アルバムを発売予定。 kaeruchan.net

Photo:Akira Moriyasu/Text:Hana Hasegawa