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音楽が自分のやりたいことを見つけるきっかけに ― よみぃさん

よみぃさん インタビュー

― ヤマハでピアノを10年間続ける

ヤマハには5歳から約10年間通っていたというよみぃさん。「小さいころから親がいろいろな習い事をさせてくれて、そのうちの1つが音楽でした。僕は趣味でピアノが上手になりたいタイプでした。コンクールに出たり、難易度の高い曲を練習したいというより、ゆるく10年間、続けていた感じです」。

そんなよみぃさんですが、15歳のときに初めて作曲した曲が「太鼓の達人全国大会課題曲公募」で採用され最年少受賞を記録。さらに当時は、自身の曲で「全良」と呼ばれる100点満点のスコアを出している唯一の楽曲提供者でした。「幼児科のときから耳コピが得意で、それが作曲にも役に立ったんだと思います」。

さらに「作曲は知識が大切だと思う」とも語るよみぃさん。「頭の中で曲をイメージできても、音を鳴らしたり楽器を組み合わせるには知識が必要です。ヤマハで学んだ基礎ももちろんありますが、それだけでなく好きな曲を何百曲と耳コピをしていて流行曲のパターンも頭に入っていた。それもあって初めての作曲でもすんなり楽譜が書けたのだと思います」。

さらに同時期に自身のYouTubeチャンネルも開設。「こっそり親に隠れてニコニコ動画や、いろいろなサイトを見ている中で、東方Projectのゲーム楽曲を弾いて発信している方を見て自分も演奏動画を発信したいと思ったのがきっかけです」。

そこで「耳コピして弾いてみた」といった動画をアップしたそうですが、「当たり前ですけど、いくら動画を上げても再生回数が伸びないので、ただただ現実を知らされただけでした(笑)」と語ります。

それでも当時から音楽を仕事にしたいという思いがあり、「習っていたヤマハの先生や周りで活動しているプロの方に話を聞いたりしましたが、演奏で食べていくのは難しく、作曲家の世界もめちゃくちゃ奥が深いことを知り絶望しました」というよみぃさん。


― ストリートピアノの火付け役に

高校卒業後は、地元で音楽の仕事をしながらお金を貯め、20歳のときに上京。そこでストリートピアノと出会います。「僕のYouTubeの視聴者に『ストリートピアノというのがあるので、そこで弾いてほしい』とリクエストされ、実際に行って弾いてみたのがきっかけでした」。

当時はストリートピアノが注目され始めたタイミングで、プロ並みの演奏をする人が少なかったため、動画をアップすると再生回数が爆発的に伸び脚光を浴びるように。

ところがここで「このまま、音楽で生きていけると勘違いしちゃいまして」とよみぃさん。

演奏系YouTuberとして生き残るには、演奏技術はもちろん、世の中のトレンドをチェックすることも大切なのだということが、当時はよくわかっていなかったそう。「YouTubeは、1週間で流行が変わるような場所。例えば昭和、平成、令和と時代を経るにつれ流行したものも、いずれは飽きられてすたれていきますが、その変化がもっと早いのがこの世界なんです」。

だからこそ「日々追いついていくのが大変ですが、スキルアップのためにも感度は鈍らせたくないですね」とも。


― 音楽は自分の可能性を見つけるためのツール

幼児科の保護者の方へのメッセージを伺うと、まず「自分のお子さんを周囲の子と比べてしまうことはできるだけしないようにしてあげて」とのこと。「それからコンクールで賞を目指して厳しい練習を積み重ねるって、本当にすごいことだと思います。日々の時間をピアノに費やし、受賞歴などがある方の演奏技術は素晴らしい。ただ、音楽を習う目的はさまざまでいいと僕は思っています。技術を磨くだけではなく、レッスンで聴いたり歌ったり弾いたり……。音楽を総合的に学ぶことで、その子の好きな何かが見つかるきっかけになるとよいのではないでしょうか」

プロフィール

1997年生まれ、北海道出身。ピアニスト・作曲家・太鼓の達人大会アンバサダー・YouTuber。15歳で「太鼓の達人全国大会課題曲公募」に最年少で受賞。19歳でヤマハの最新技術「人工知能合奏システム」の技術実演者に抜擢。4年後、同システムのAI教師・アドバイザーに。YouTubeメインチャンネルは登録者数220万人、演奏用のサブチャンネルは56.5万人。
https://www.youtube.com/@WoooRen1006
https://yomii-piano.com/

Photo:Akira Moriyasu/Text:Hana Hasegawa