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若くして憧れのバンドの正式メンバーに ― 坂東慧さん

坂東慧さん インタビュー

― 大きな音が楽しくてドラム教室に入会

4歳から中学2年生までヤマハに通っていた坂東さん。お母様が「何か習い事をさせたい」というのがきっかけだったそう。「両親はテキスタイルデザイナーで、家にはジャズなどのレコードがたくさんありました」。

そんな中、ドラムを始めたのは8歳の時。通っていたヤマハの楽器店のレッスン室にドラムが置いてあり、試しに叩いてみたところ「簡単に大きな音がでる!かっこいい!」とヤマハのジュニアドラムコースに入会。

実際にドラムを習ってみると「めちゃくちゃ楽しくて。曲の頭にシンバルをバーンって叩いたり。本当にドラムそのものがかっこよくて、どんどんハマっていきました」と言います。

小学校6年生からは、ヤマハの先生の紹介で、ドラムの講師も習いに行くような歴史あるドラムスクールにも通うように。「30~40人の生徒が同時に習うんです。3台のドラムを順番に叩く時間以外は、練習パッドでバタバタと3時間ぶっ続け(笑)」。

どんどんドラムに夢中になり、将来は「ドラマーになりたい」と考えたのもこの頃から。

幼児科から続けていたヤマハのクラスでアンサンブルをする時にはドラムを担当したり。「先生がT‐SQUAREのファンでクラスのみんなで演奏したこともありました。先生がみんなをライブに連れていってくれて。その時以来、僕自身もT‐SQUAREが大好きになりました」。

高校2年生からは、日本を代表するドラマー、菅沼孝三さんのスクールにも通い、卒業後は、「プロになる」と上京しました。


― サポートメンバーとしてテレビ出演がきっかけに

大きなチャンスをつかんだのは20歳の時。菅沼先生のスクールに通っていたこともあり、菅沼先生に「ライブハウスで演奏をしたい」と相談。するとライブハウスのオーナーに「坂東っていうすごい奴がいるから」と紹介してくれたそう。そしてライブセッションが組まれたのですが、そのメンバーにTSQUAREの河野啓三さんがいました。

「これはチャンス!」と、必死に練習してセッションに臨んだところ、1週間後に河野さん自身から直接電話があり、「テレビ番組の収録でT‐SQUAREが出演する予定があるけれど、サポートメンバーの予定が合わないから、来てもらえますか?」という打診が。

「もちろん行きます!」と即答した坂東さん。長年のファンでもあったためT‐SQUAREの曲は、その時点で全曲暗譜済み。番組のリハーサルでは、そんな坂東さんに驚いたTSQUAREのメンバーから「この曲は叩ける?」と次々質問攻めに。次々と曲を叩ける坂東さんをメンバーも気に入ってくれ、その後すぐにサポートメンバーとしての活動が始まり、最終的にはライブツアーにも参加。あれよあれよとその年の年末の2004年には正式メンバーとしての加入が決定しました。

「すべてが夢を見ている感じ」と坂東さん。メンバーの伊東たけしさんには、「バネの効いたリズムやスピードがすごく心地よくて衝撃的だった」と言われたのを今もよく覚えているそう。


― ドラマーの枠を超えた活動も

「ライブハウスなどでのセッションではドラム用の譜面がなく、メロディーやベースラインのコードが書かれた譜面しか渡されないのですが、それでも曲の流れやリズムがすぐにつかめるのは、ヤマハで培った音感など、音楽の基礎力がすごく役立っているから」と話します。

今後の活動については「作曲やアレンジなどの仕事も、もっと増やしていきたい」とのこと。

幼児科時代については、「エレクトーンを弾いていて、パーカッションの音が一番おもしろいと感じていた記憶があります。ドラムへの興味はそこから始まっていたのかも。ドラムを習い始めてすぐに8ビートが叩けたのも、幼児科で音楽を学んでいたからだと思います。そんな子どもの様子をよく観察して、やりたいことをよいタイミングでやらせてくれた両親には、本当に感謝しています」。

プロフィール

1983年生まれ。大阪府出身。4歳からエレクトーンを習い、8歳でドラムを始める。河瀬勝彦氏、菅沼孝三氏、ニール・ソーセン氏に師事。2004年末にT-SQUAREに加入後も吉川晃司、大江千里など数々のアーティストのツアーサポートを務める。ソロアルバム『Happy Life!』『Let'sMove!』『Step By Step!』では全曲作編曲を担当。ソロライブなども精力的に行っている。 https://www.tsquare.jp/

Photo:Akira Moriyasu/Text:Hana Hasegawa