― 最初はどんなきっかけで音楽教室へ?
松居 小学校2年生の時に「クリスマスソングを弾きましょう」というキャンペーンがあって、それに参加したのが最初です。
― ご両親の奨めがあった?
松居 そうですね。本当のこというと、私の母は日本舞踊の師範なんです。私もそちらの道に進ませたかったようですが……。
― 日本舞踊? ジャズとはずいぶん違うように感じますが…
松居 そうなんですよ。でも母が私を見ていて「この子は音楽のほうが好きみたいだから」と感じてピアノのレッスンを始めさせてくれました。母も音楽好きでしたから…。
― お母様には先見の明があった(笑)
松居 どうでしょう(笑)。ただ、私自身はプロの音楽家を目指して頑張ってきたわけではないんです。
ただ音楽教室でのレッスンが決して苦しいものではなく、逆に楽しさのほうが大きかったということもあって、つねにピアノをパートナーとして成長してきたような気がします。
― 苦しさよりも楽しさ?
松居 音楽に限らず学校の勉強もそうですが、何かを学習する時って多かれ少なかれ苦痛や苦労が伴うものじゃないですか。おそらく音楽教室のレッスンでもそれはあったはずなんです。
でもその苦痛を苦痛と感じないほど楽しさのほうが大きかった。だから私にとってはピアノに接していることがごく自然な状態だったんでしょうね。 |