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現役子育てママがおすすめ絵本をご紹介!

親子で楽しむ!おうち遊びの絵本

こんにちは! ぷっぷるコラムメンバーズのよこです。

保育園や幼稚園がお休みになったり、外で思いきり遊べなかったり。
家で過ごす時間が長くなってくると、テレビやおもちゃにも飽きてきて、次は何をして遊ぼうかな?と悩んでいるパパ・ママも多いと思います。

そこで今回は、おうち遊びの幅が広がる絵本をご紹介。
読むだけでなく、そのまま入って遊ぶことのできる「でんしゃごっこ」と、エコな工作遊びのアイデアが満載な「しんぶんしでつくろう」の2冊です。

これを読めば、お部屋の中でもごきげんに、楽しく遊べるはず。
ぜひ親子で読んで、おうち遊びを充実させてくださいね。

「でんしゃごっこ」 作:新井洋行(マイクロマガジン社)

<1~3歳のお子さんにおすすめ>

見た目は普通の絵本よりちょっと大きめで、厚みのあるフォルム。開くと、なんと全ページつながっていて、広げると1つの大きな輪に! その輪の中に親子で入り、内側に描かれた物語を読むという作り。しかも、読み終わったら、そのまま本当の「電車ごっこ」が楽しめる、新感覚の遊べる絵本です。

作者は、読むだけではない仕掛け絵本を数多く手がけている新井洋行さん。今回も、雑貨やおもちゃのデザイナーでもある新井さんのアイデアと遊び心がふんだんに盛り込まれた素敵な作品に仕上がっています。私も最初に手にしたときはその斬新さにビックリ!本の中に入ってお話を楽しみ、ごっこ遊びもできるという“一石二鳥”なスタイルに、思わず感心してしまいました。

「でんしゃが えきを はっしゃしまーす ゴトン ゴトン ゴトン ゴトン」
「うみが みえてきたよ おおきな ふねが はしってる」
「てっきょうを つうかします ゴトン ゴトン ゴトン ゴトン」

可愛いお顔の電車くんが、海や山など美しい自然の中、線路を走っていきます。行く先々では、飛行機や船、働く車などいろいろな乗り物が登場。「ブルルン」「ガタゴト」「ウーウーウー」など効果音もたくさんで、小さなお子さんも楽しめる内容です。

お話は、ぐるーっとつながって流れていくので、360度のパノラマ絵本という感じ。まるで電車の車窓からの風景を楽しんでいるようで、ワクワクした気分になります。また、輪の中で親子がくっつきながら読むのでスキンシップにもなり、子どもたちもなんだか嬉しそう。大きめな作りなので、パパだって余裕で入れますよ!

我が家では、読み終わると末っ子が大興奮で電車ごっこを開始。私や兄たちを順番に乗せ、「しゅっぱつしんこうー!」。家じゅうを駅と線路に見立て、おおいに楽しんでいました。そこそこ激しく動きましたが、今のところ破れてはいないみたい(笑)。頑丈な作りなのも魅力のひとつですね。

電車よりもバスというお子さんには同じ作りの『バスごっこ』もおすすめ。絵本の世界と現実の遊びが繋がり、広がっていく、楽しい絵本です。

「しんぶんしでつくろう」 作・絵:よしだきみまろ(福音館書店)

<4~6歳のお子さんにおすすめ>

「ひろげると おおきい しんぶんし」「くるくる まるめると ぼうになる」「やぶると びりばり おとがする」「しんぶんしで つくって あそぼう」材料は、どこにでもある普通の新聞紙。ちぎったり、まるめたり、切ったり、貼ったり。ユニークでダイナミックな新聞遊びの方法を教えてくれる絵本です。

はじめは、1枚の新聞紙を何人かで引っ張って「誰の切れ端が一番大きいか」を競う簡単な遊び。その次は、くしゃくしゃ丸めて「キャベツ」に見立て、そのキャベツ畑にひらひら「ちょうちょ」が飛んできます。そこからは、「ジャングル」や「おうち」、自分がライオンやゾウになれちゃう「どうぶつえん」など、だんだん手の込んだ工作に。そして、後半は「迷路」や「海」など、どんどん規模が大きい遊びへと進化していきます。

新聞紙だけでこんなことも出来ちゃうの? とびっくりするくらい、いろんな遊びを提案してくれます。それに、ページをめくるたび登場する子どもたちが、みんな楽しそうで、元気いっぱい! 見ているだけでワクワクしてきます。

さて、最後はビリビリに破いた新聞紙を「ビニールぶくろに ぎゅう ぎゅう ぎゅう」。大きな「地球」、小さな「月」を作り、ごろごろと回します。お片づけまで、遊びに早変わり! ママとしては嬉しいポイントですよね。

くしゃくしゃ丸めたりビリビリ破いて遊ぶことは小さなお子さんにでもできますし、ハサミやテープが扱えるお子さんなら本格的な工作ができます。子どもと一緒に作ったり、色を塗ったりすると、大人のほうが夢中になってしまうほど。親子で充実した時間を過ごせると思います。ちなみに我が家では、ちょうちょとジャングルの木を作ったのですが、「次はおうちを作ってみたい!」と、意気込んでいます。

必要なのは、新聞紙とはさみ、セロハンテープ、クレヨン程度。新聞紙がないようなら、大きめのチラシや包装紙、100円ショップなどで手に入る模造紙などでもOK。簡単な遊びから、ちょっと大変だけれど作りがいのあるものまで、ぜひ親子で試してみてくださいね。

ぷっぷるコラムメンバーズ・よこ(横山香織)

10歳・8歳・6歳のわんぱく3兄弟を育てるママライター。
親子の生活がちょっと豊かになるような、等身大の情報を発信していけたらと思っています。

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