パパ・ママも楽しい！

親子でできる「音のゲームあそび」
Part 3 ＜この音なあに？＞

「子どもと触れ合ってあそびたいけれど、どんなものがいいか分からない」「お部屋の中でもできるあそびを知りたい」
というパパ・ママは多いもの。そんなときにおすすめなのが、音に反応して体を動かしたり声を出したりして楽しむ、ゲーム的な要素を取り入れた「音のゲームあそび」です。

親子で、またはみんなで「音のゲームあそび」をすることで、ルールを守る大切さを知り、社会性や協調性を育みます。また、あそびを通して、声や音を聞き分ける力・音感・センス・観察力・表現力・記憶力・想像力などが自然と身につき、さまざまな感性も育まれます。

何より、おうちの方と触れ合いながら、また呼吸を合わせながら一緒にあそぶことは、お子さんにとってかけがえのない経験となるはず。そして、それは心の大切な栄養となり、情緒の安定や心の豊かさにつながっていくことでしょう。

この連載では、そんな「音のゲームあそび」をテーマに、おうちの中で簡単にできるあそびを紹介している『親子で！おうちで！さくっとできる！ 超★簡単 音のゲームあそび』（著・井上明美）を参考に、実際に親子で遊んでみた様子をレポート。

今回は、おうちの方がたたいた物の音を聴いて、お子さんがそれは何かを当てる「この音なあに？」のあそびを紹介します。ぜひ、ご家族であそんでみてくださいね♪

＜参考にした本＞

「親子で！おうちで！さくっとできる！ 超★簡単 音のゲームあそび」
（ヤマハミュージックメディア）
著者：井上明美さん

国立音楽大学教育音楽学科幼児教育専攻卒業。ベネッセ在籍中は『こどもちゃれんじ』の企画制作に携わり、音楽コーナーを確立。退職後は、音楽プロデューサー・編集者として、音楽ビデオ、CD、書籍、月刊誌、教材など、さまざまな媒体の企画制作に携わる。2000年に制作会社アディインターナショナルを設立。同社代表取締役。

●この音なあに？●

［対象年齢］

4～5歳

［用意するもの］

＜音色を聴く素材＞

グラス、カップ（陶器製、プラスチック製など）、空き箱、空き缶、積み木など、たたいた時に音色が異なるいろいろな物を5～6種類。

＜たたくもの＞

割りばしを2つに割ったもの。または、鉛筆やボールペンなど。

［あそび方］

［親子で楽しむワンポイント］

・はじめに音を聴き比べる際に、「コンコン」「キンキン」など、それぞれの音を擬音語にして、お子さんに声に出してもらってもいいでしょう。そうすることで、音の違いをより認識できると共に、想像力や表現力を伸ばします。
・強くたたきすぎて、ものを壊さないように注意しましょう。

【遊んでみました レポート】

今回は、ガラスのコップ、陶器のコーヒーカップ、プラスチックのカップ、お菓子の空き箱、お茶の空き缶、積み木、絵本、を用意してスタート。
一通りたたいて音を聴き比べ、「ガラスのコップは『キーン』って響く」「空き箱より絵本の『コンコン』のほうが低いかな？」などと音を擬音語にして表現してみました。
そして、いざ後ろを向いて当てっこをしてみると、これがなかなか難しい…！
悩んでいたので、ヒントとして、何回かたたいてみたり、上から、横から、など違う部分をたたいてみたりして無事、正解することができました。
後半は役割を交代し、息子がたたき、私が当てることに。
実物を見ずに、音だけで判断するのは大人でも難しく、普段いかに目からの情報に頼っているか、痛感させられました。
親子ともども、音を聴き分ける力や音感が養われそうなので、ぜひ他のものでもチャレンジしてみたいと思います♪