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  4. 親子でできる 脳トレ習慣&遊び Part 15 <親子で写真アルバムをつくる>

“手指”を動かすと脳が元気に!

親子でできる 脳トレ習慣&遊び
Part 15 <親子で写真アルバムをつくる>

“身体の外にある脳”と言われるほど多くの神経が通っている、私たちの「手」。
手や指を意識して使うと、脳が刺激を受けて活性化するといいます。
「そのため、ピアノやエレクトーンなどの楽器の演奏は脳にとても良いのですが、手指を動かす遊びや習慣でも同じような効果が期待できるんですよ」と話すのは、「脳の学校」の代表で、小児科医でもある加藤俊徳先生。

そこで、この連載では、加藤先生の指導のもと、日常でできる脳トレとして“手指を動かす習慣&遊び”を紹介していきます。
親子で一緒にやれば、子どもは“脳が育つ”、パパ・ママは“脳が活性化する”かも⁉
ぜひ、ご家族みんなで楽しくやってみてくださいね♪

<監修:加藤俊徳さん>

小児科専門医。株式会社「脳の学校」代表。加藤プラチナクリニック院長。昭和大学客員教授。「助詞強調音読法」「脳番地トレーニング」の提唱者。MRI脳画像診断・脳科学・発達障害・ADHD、認知症の専門家。『発達凸凹子どもの見ている世界』(Gakken)、『男の子は「脳の聞く力」を育てなさい』(青春出版社)、『すごい左利き』(ダイヤモンド社)、『はじめての寝るまえ1分おんどく』(西東社)など著書・監修書多数。









まずは加藤先生にしつもん!

「どうして手を動かすと、脳が元気になるの?」

脳は、担当する機能や働きによって、聴覚系・視覚系・記憶系・理解系・思考系・伝達系・運動系・感情系の8つのエリアに分かれていますが、このエリアを私は「脳番地」と呼んでいます。脳は一気に丸ごと育つのではなく、“脳番地ごとに”成長するという特徴があります。


[イラスト] 8つの脳番地

なかでも、子どもの脳の発達に欠かせないのが「運動系脳番地」。脳の中心に位置しており、他の脳番地との連携も強いため、“脳の土台”を作るためにとても大切な場所です。

そして、認知症を予防するうえで重要なのも、この「運動系脳番地」。運動することで老化物質(アミロイドβ)が蓄積しづらくなるので、ここを鍛えることが、認知症をくいとめることに繋がります。ですから、子どもと一緒に大人の皆さんも、運動系脳番地を積極的に刺激し、脳を衰えさせないほうがいいのです。

また、運動系脳番地は身体のあらゆる部分を動かすときに働く場所ですが、多くの神経が通っている「手」は特に、脳と密接につながっています。ですから、手を動かすと運動系脳番地がたくさん刺激を受け、脳が効率的に鍛えられるというわけです。


脳トレ習慣&遊び Part 15 親子で写真アルバムをつくる

[刺激される脳番地]

運動系・視覚系・記憶系・思考系・理解系・感情系

[イラスト] 8つの脳番地:運動系・視覚系・記憶系・思考系・理解系・感情系

[やり方]

1.アルバムのテーマを決めて、本体(台紙)を用意します。
・お子さんの成長を誕生から現在まで(もしくは数年間)追ったもの
・誕生日、七五三、入卒園式など記念日を集めたもの
・家族の1年間の日常を切り取ったもの
・園生活、習い事、旅行など、特定の活動を振り返ったもの e.t.c…

2.スマホやデジカメ等で撮った写真から、テーマに合うものを親子で選びます。

3.写真データをプリントします。
(ご家庭のプリンター、写真屋さん、コンビニでプリントなど適宜)

4.写真の順番、位置などを考えながら、アルバムに入れて(貼って)いきます。
余裕があれば、日付やメッセージなどもつけると、より楽しく仕上がります。

5.表紙や背表紙にタイトルをつけて完成!
できあがったアルバムを親子や家族で見て、思い出を振り返ってみましょう。



[Dr.加藤の脳トレ☆ポイント]

デジタル写真より「アナログ写真」のほうが、脳が鍛えられる!

実は同じ写真でも、「画像データ」として残すより「紙焼き写真」として残すほうが、脳への情報量も刺激も大きくなります。プリントする写真を選ぶ際には思考系や理解系脳番地が働きます。また、紙焼き写真の質感を確かめたり、ページをめくったり、手を動かすことで運動系脳番地が、目線を大きく動かすことで視覚系脳番地が働きます。そして、思い出を振り返ることで記憶系と感情系脳番地も働くのです。アルバムを作るのが難しければ、ネットで注文できるフォトブックや、数枚の写真を飾るフォトフレームでもOK。デジタル時代にあえて写真を「物として残す」ことの大切さを、ぜひ実感してほしいと思います。

「写真を見返す」という行為で、自己肯定感も育つ

子どもは自分の写っている写真を見ることが大好きです。なぜかというと、楽しかった思い出の確認、再経験ができるから。特に幼い子どもは、思い出を場面(視覚記憶)で覚えておくことが苦手なので、写真を見返すことで、その時の出来事や感情をスムーズに思い出すことができるのです。また写真で、自分と家族のつながりを再確認する作業もしています。自分がどれだけ大きくなったか、どんなに大事に育てられてきたか……こうしたポジティブな思い出を積み重ねることで子どもは自己肯定感が高まり、自分に自信を持って人生を歩めるようになっていきます。ぜひ、思い出の写真を見返す習慣をつけましょう。


【親子でやってみました!レポート】

写真はたくさん撮るものの、データが保存されたままで、見返すことはほぼない…という状態だった我が家。
特に末っ子の写真整理は忙しさにかまけて手つかずだったので、手はじめに『誕生~1年間の成長アルバム』を作ることにしました。
息子は、赤ちゃん時代の写真をじっくり見るのが初めてだったので、「お兄ちゃんがぼくを抱っこしてるの!?」「ほっぺがまんまる~♡」「あ、これは〇〇公園だね!」など、終始テンション高めでした(笑)。
そして、自分で手を動かし、一生懸命つくったアルバムが完成。
嬉しそうに家族に見せてまわる姿がほほえましかったです。
子どもたちや私自身の脳の活性化のためにも、これからは積極的にアルバムを作っていこうと思います♪


ぷっぷるコラムメンバーズ・よこ(横山香織)

14歳・12歳・10歳のわんぱく3兄弟を育てるママライター。親子の生活がちょっと豊かになるような、等身大の情報を発信していけたらと思っています。

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