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小見山優子さん インタビュー

作曲家編曲家
この記事は約3分で読めます

人気アクションゲーム『モンスターハンター』シリーズに、約15年にわたり係わる作曲家、小見山優子さん。
ヤマハ音楽教室で育ち、音大でもエレクトーンを専攻しました。
現在の音楽活動やそこに至る経緯、また同じくヤマハに通うお子さんのお話などうかがいました。

小見山優子 プロフィール

5歳からヤマハ音楽教室の幼児科に通いエレクトーンを習い始め、J-POPや劇伴などの「完コピ」を目指して日夜楽器に向かうエレクトーン少女に。高校時代はバンドでベースやドラム、ボーカルなど、ギター以外の楽器を経験、J-POPからメタルまで幅広い音楽に触れる。相愛大学音楽学部創作演奏専攻に入学、エレクトーンでクラシックとジャズの基本をベースに、作曲や編曲、演奏を学ぶ。
卒業後はゲームメーカー「カプコン」に入社。『ロックマンⅩ7』メインコンポーザー、『同Ⅹ8』メインコンポーザーと音楽監修を経て、2005年発売の『モンスターハンターポータブル』から2009年発売の『モンスターハンター3』までの音楽監修と作曲を担当する。同シリーズには2019年発売の『モンスターハンターワールド:アイスボーン』など近作にも参加し、14年にわたりシリーズに係わっている。
ヤマハ音楽教室に通う二人の息子(小学生)の母でもある。
オフィシャルサイト

先生が褒めてくれたことが嬉しかった

ヤマハ音楽教室の発表会で(9歳)

― 幼児科からヤマハの音楽教室に通われていたそうですね。

小見山 母が入れてくれて気が付いたら通っていた、という感じでした。
お教室で「大好きなパン」という曲をやったときに、「自分の好きなパンで歌ってみましょう」と先生に言われて、「ぶどうのパン」の部分に「チョコレートとクリームの入ったパン」を無理やり入れて歌ったんです。
自分でもちょっとおかしいかな?と思ったんですが、先生が「すごいね、美味しそう!」って褒めてくださったことがとても嬉しくて。
それで大好きになった曲が弾けるようになって、また嬉しくて。
初めての音楽体験で、とても印象に残っています。

― 小さい頃から音楽の道を目指していたのでしょうか?

小見山 バリバリ弾いたりコンクールに挑戦したりするようなタイプではありませんでしたし、曲を作ったのも大学受験のときが初めて。
まったく考えていませんでした。
ただ、小学生のときに音楽教室の掲示板に「エレクトーンで通える音楽大学」というポスターが貼ってあって、それを見てから「エレクトーンの先生になりたいな」となんとなく意識するようになりました。

― 目標はエレクトーンの先生だったんですね。

小見山 楽器店でデモンストレーターのお姉さんがかっこいい演奏をしているところを見て「あわよくば私も・・・」と憧れましたが、どうやったらなれるのかがよくわからない。
でもエレクトーンで音楽大学に行けば先生に限らず「エレクトーンの何か」のお仕事はできるだろうって考えたんです。
受験の準備は高校に入ってから。
中学までは流行っていたドラマの劇伴(BGM)や好きな曲を弾いては、データやリズム、キーを自分流に直して“原曲にいかに近づけられるか”にはまっていました。

― 結果として、エレクトーンの何かではなく、ゲーム音楽を中心とした作曲家になられたわけですが、きっかけは?

小見山 音楽大学で創作や演奏の勉強をしていましたが、講義を受けた松田昌先生から「曲はいいけど演奏がヘタやなぁ」と言われてしまい(笑)、自分でもうすうす気が付いていたので、それなら曲を作る仕事を探そう、と方向転換しました。

「ニコニコ闘会議2016」でエレクトーンを演奏

ナッシュビル(アメリカ)でのレコーディング風景
左から2人目が小見山さん

― 作曲をするときにエレクトーンを習っていて良かったと思うことはありますか?

小見山 音楽を、「メロディ」「ベース」「伴奏」「リズム」・・・とタテで聴く癖がついていて、これが自然と音楽を分析する役に立っていますね。
リズムも自分で打ち込みをしていたので、楽器のパーツごとにばらして聴く感覚があります。
「この音はストリングス5」「これならラテン2」など、ついエレクトーンの音色やリズムにあてはめて自分の中にストックすることもいまだに多いです(笑)。

ヤマハに通ったことがあるという経験値は、将来の自信につながるはず

― ご自宅にエレクトーン(STAGEA)をお持ちなんですよね?

小見山 基本的には音楽教室に通う二人の息子のために買ったんですが、子どもがコンクールで弾く曲を私も弾いたりして楽しんでます。
余談ですが、私は劇伴が大好きだったんですが、9歳の長男も映画の音楽がすごく好きで。
USJで「バックドラフト」のアトラクションに入ったら怖くて泣いたんですが、出たとたんに「あの曲かっこよかった、楽譜ある?」って(笑)。
泣きながらも音楽はしっかりチェックしてたみたいですね。
今はその曲を練習しています。

― お子さんが音楽教室に通われたきっかけは?

小見山 幼稚園に行き始めたらいろんな先生から「音楽が本当に好きですよね」と言われるもので、それなら・・・と思って通わせてみたんです。
でも、今は少し内容が難しくなったこともあって音楽好きはどこへやら、全然練習しません(笑)。

― そんなときはどうするんですか?

小見山 私もそうでしたが、いずれ「音楽って楽しい」と自分で気が付いたら熱心に弾き始めることもあると思うので、長い目で見ようかな、と。
音楽に限らず、ヤマハに通ってピアノやエレクトーンを弾いていたことがあるという経験値は、将来何かしらの自信につながるはずですから。
曲を弾くというのはゼロからのスタートで、最初から弾ける人なんかいないんです。
でも1小節1小節練習を積み重ねて曲が弾けるようになる。
その“やったらできる”感覚をうちの子も味わったようで、去年、コンクールの曲が弾けなくて泣いていたのがだんだん弾けるようになっていくにつれて、学校での生活態度もきちんとしてくれたんです。
コンクールが終わったらダレちゃったみたいですけど(笑)、自信がついていい経験になったようです。

― 音楽教室に通っているお子さんと保護者にメッセージをお願いします。

小見山 自分もあまり練習に熱心ではなかったんですが、先生が私の好きな曲を弾かせてくれたりうまく誘導してくださったおかげで、今も音楽を続けています。
もしお子さんが練習しないというような悩みがあれば、先生に相談されるのが一番。
「こんな音楽が好き」「ここが苦手」など、お子さんの情報を少しでも伝えれば、お子さんのためになるほうへ導いてくださるはずです。
私も子どものことはたびたび相談しています。
安心してお任せできる先生方だと感じています。

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