会場の幼稚園のほとんどの園児が通っていました。テキストの曲があまりに良いので嬉しくて、父親の大きなスピーカーから大音量で再生してもらい、窓を開けて道ゆく人に聴かせていました。
4,5歳の時から本格的な教室で音楽を習っていたという、豊かでキラキラした思い出は、今でも色あせないです。
弾きたい曲があっても楽譜がなかった時代。自分で和音をつけて耳コピしてました。
とにかく先生が素敵でした。
キラキラして可愛くてカルチャーショックを受けた記憶が。先生に憧れて、その頃から私もヤマハの先生になりたいと思っていました。
一人一台、オルガンの前に座れる事、先生が一人ずつシールを貼ってくれた事、小物の楽器を持って楽しく歌った事、レッスン帰りに母と大きな声で習った歌を歌いながら帰ったことなどを覚えています。
講堂にオルガンが横に10台、縦に3列並んでいて生徒は30人!「ことりがね〜おまどでね〜」の歌で毎回始まっていました。オルガンの横に立ってドミソ・シファソと全員で早当てしていました。
オルガン教室が音楽との出会いの第一歩。習った歌、弾いた曲の楽しさがその後のピアノに引き継がれ、ヤマハの講師になるという事につながっていると思います。
楽しかった思い出しかないです。レッスンを休んだ時に、先生からいただいたハガキは今でも持っています。
発表会で初めて触ったエレクトーン。
風が出て音が鳴り出したのを覚えています。