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<子どもと楽しむ 季節の行事>

親子で「お正月」を楽しもう!

こんにちは! ぷっぷるコラムメンバーズのよこです。

年の瀬も近づき、そろそろお正月の準備を……というご家庭も多いと思います。
お正月には、おせちを食べたり、鏡餅を供えたり、お年玉のやりとりをしたり、日本古来の風習がたくさんありますが、それぞれどうして行うのか、その由来を知っていますか? 実は、時代を超えて受け継がれてきた正月行事には、それぞれに深い意味が込められているのです。

そこで今回は、お正月の風習の意味、伝統的な正月遊びの由来についてご紹介。お正月がグッと身近に感じられる可愛い制作もありますよ。これを読んで、ぜひ親子で楽しく、新年を迎える準備をしてみてくださいね。


「お正月」の由来とは?

お正月は、初日の出と共に山から下りて来て、それぞれの家庭にやってくるとされる「年神様」(としがみさま)をお迎えする行事。

年神様については、家を災いから守ってくれる先祖の霊、農耕や稲作の神様、または八百万の神など諸説ありますが、子孫繁栄や五穀豊穣に深く関わっており、その年一年、家を守ってくれる神様であるといわれています。

その年神様を迎え入れて、お祝いし、たくさんの幸せを授けてもらうために、さまざまな正月行事や風習が生まれたのです。

風習や行事食に込められた意味とは?

【門松】

年神様が迷わないようにと目印として家の前に置くもの。常に緑の葉をつける松は“神様が宿る木”であり、神様を待つのにふさわしいと考えられ、「松」が使われるようになりました。その後、まっすぐに節を伸ばす「竹」と、笹、梅、南天、葉牡丹などが縁起ものとして添えられました。

【鏡餅】

お迎えした年神様の依り代(よりしろ)、つまり居場所です。鏡餅という名は、神様が宿るところとして神事に用いられる円形の鏡からきています。また、大小二段で太陽と月、陽と陰を表しており、円満に年を重ねるという意味も込められています。

【お年玉】

年神様は、新しい年の幸福や恵みとともに、「魂」(生きる力、気力)を分けてくれると考えられてきました。年神様の「御魂」(みたま)が宿る鏡餅の餅玉を家長が家族に分け与えたのが、「お年玉」の始まりです。

【おせち料理】

年神様に供えるための供物料理です。かまどの神様を休めるため作りおきできるものが中心。五穀豊穣、家族の安全と健康、子孫繁栄の祈りを込めた、海の幸、山の幸を豊富に盛り込みます。また、めでたさが重なるよう重箱に詰めるのも特徴です。

家族みんなで「お正月遊び」にチャレンジ!

凧あげや羽つきなど、お正月は大人も子どもも一緒に楽しめる昔の遊びがたくさんあります。どれも子どもの健やかな成長や家族への願いが込められたものばかり。また、遊びを通じて知恵や発育を促すものも多いので、家族みんなで楽しんでみては?

【凧あげ】

凧が高くあがるほど願い事が神様に届くので願いが叶う、元気に育つといわれています。

【羽つき】

1年の厄をはね、子供の健やかな成長を願うもの。打ち損じると顔に墨を塗るのも、魔除けのおまじないです。

【双六(すごろく)】

大勢の人が集まるお正月にうってつけの遊びなので、その年の運試しになると言われています。

【福笑い】

家族みんなで笑い合って新しい年をお祝いし、一年間の幸せを祈願する意味があると考えられています。

また、「もういくつ寝るとお正月~♪」のフレーズでお馴染みのお正月の歌の中にもたくさんの遊びが登場します。

『お正月』 作詞:東くめ/作曲:滝廉太郎

もういくつねるとお正月
お正月には 凧あげて
こまをまわして 遊びましょう
はやくこいこいお正月

もういくつねるとお正月
お正月には まりついて
おいばねついて 遊びましょう
はやくこいこいお正月

子どもたちがお正月を待ち望む光景がつづられていて、日本ならではのお正月をイメージさせてくれますよね。ぜひ、お子さんと一緒に歌ってみてください♪

[親子deクラフト] かんたん手作り「門松」

お部屋にも飾れるミニチュア門松を作ろう!



<材料・道具>

・トイレットペーパーやラップの芯
・スナック菓子の空きカップ(大き目の紙コップ等でもOK)
・画用紙(緑色)
・折り紙(黄緑色、金色)
・毛糸(ベージュ、黒。麻ひも等でもOK)
・つまようじ
・マスキングテープ(黄緑or茶)
・粘土(赤。白粘土を赤く塗ってもOK)
・はさみ
・のり
・両面テープ


<作り方>

1.竹をつくる

黄緑色の折り紙にのりをつけ、ペーパー芯に巻いて貼ります。
次に、上部をつぶして平らにし、斜めに切り落とします。
折り目が目立たないように筒状に戻したら、3本を両面テープで貼り合わせます。
はじめに2つを並べて貼り、残りの1つは少し上にずらして貼るとキレイです

2.土台をつくる

空きカップの外側に両面テープを貼り、ベージュの毛糸を巻きます。
隙間なく巻き終わったら、カップ中央を黒い毛糸で1~2周巻き、結びます。

3.松をつくる

緑色の画用紙を縦3~4cm×横12~13cmにカット。
上1cmを残し、細く切り込みを入れていきます。
それをつまようじにクルクル巻きつけ、最後は両面テープで止めます。

4.南天をつくる

つまようじの全面に黄緑色(もしくは茶色)のマスキングテープをクルクル貼り付けます。
赤の粘土を適当な大きさに丸め、つまようじに刺します。
(白粘土で作って、赤色に塗ってもOKです)

5.扇をつくる

金色の折り紙を細くじゃばらに折りたたんでいきます。
細長い短冊状になったら、それを半分に折り、真ん中を両面テープで貼り合わせます。
最後に形を整えながら広げます。

6.土台のカップに飾って、できあがり♪

毛糸を巻いたカップに竹・松・南天をバランスよく入れます。
カップ前面に扇を両面テープで貼りつければ、できあがりです。

★一緒に制作ポイント1:「ペーパー芯に折り紙を貼り付ける」

空気が入らないようキレイに巻くのはコツがいるので、親子一緒にチャレンジしてみて。
一枚の紙を貼っていくのが難しかったら、ちぎった紙を貼っていってもOKです。


★一緒に制作ポイント2:「空きカップに毛糸を巻きつける」

片方の手でカップを押さえ、もう片方で毛糸を巻いていきます。太い毛糸なら簡単!
隙間が空いてしまっても、そこだけ追加で毛糸をのせれば大丈夫です。


☆マンションなどが増えた昨今では、門松を置かないお宅も増えていると思います。ぜひお子さんと一緒に作って、日本古来の風習についてお話してみてくださいね!

ぷっぷるコラムメンバーズ・よこ(横山香織)

10歳・8歳・5歳のわんぱく3兄弟を育てるママライター。
親子の生活がちょっと豊かになるような、等身大の情報を発信していけたらと思っています。

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