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ぷらトモ
Vol.26 特集

スポーツと音楽の関係について考えてみた! スポーツと音楽の間には一体どういう関係があるのかについて、専門家やスポーツ選手として活躍しているOBOGなどにお話を伺いました! スポーツと音楽の関係について考えてみた! スポーツと音楽の間には一体どういう関係があるのかについて、専門家やスポーツ選手として活躍しているOBOGなどにお話を伺いました!

教えてくれたのは 大阪大学名誉教授 木下博先生
演奏家やスポーツ選手、一般の人の手指の感覚と運動制御、生理学の研究が専門。2015年の退職後も、関連する研究を継続中。

音楽とスポーツの3つの関係 音楽とスポーツの3つの関係

音楽と一口に言っても、その内容は歌う、演奏するなど様々な活動を指します。
そのため、音楽をやっているからスポーツがうまくなる、逆に何かのスポーツ経験が楽器演奏に役立つ、といったことは、研究自体も少なく、具体的にはっきり言うことは難しいかもしれません。
が、部分的に見ていくと、下記のような共通点は言えると思います。

楽器演奏は、持久力を養うことにつながっている! 楽器演奏は、持久力を養うことにつながっている! 鍵盤演奏で、手指の器用さが磨かれている! 鍵盤演奏で、手指の器用さが磨かれている! 歌うことや管楽器の演奏は肺活量の増量に役立っている! 歌うことや管楽器の演奏は肺活量の増量に役立っている!

1つ目は楽器を長時間演奏することによって、持久力に優れた筋力、つまり長距離走などに必要な筋力が養われることが分かっています。
2つ目は、鍵盤楽器を学ぶことによって、手指をじょうずに動かせる能力や、左右の手を協調させながら動かすために必要な脳の力が発達します。
3つ目は、歌うことや管楽器演奏を長く続けることで、生涯にわたって肺機能の向上が持続する、ということが証明されています。
また、歌ったり演奏したりする力が向上するためには、長時間の練習が必要です。いかに効率よく自分の身体を使って長い時間練習できるようになるか、省エネで運動できることを学んでいるのが音楽だとも言えます。