子どもは柔軟性があるので、戸惑うことなくできることが多いですが、エレクトーンに慣れるまでは、レッスンで講師が丁寧にフォローしていきます。レッスンで、エレクトーンの音色でイメ ージをふくらませながら弾くことは、家でピアノを弾く時にも生きてきます。
まだ指の力が十分発達していない幼児科の生徒さんでも手の形を整えながら、無理のない力で弾くことができます。弾く力そのものは、体の成長にあわせて自然についてきますから心配はありません。
椅子の真ん中に座って、鍵盤との間にはこぶし1 個分くらいの隙間をあけるといいでしょう。慣れてくるとどうしても背中が丸くなってきたり、遊びながら弾いてしまうこともあるので、保護者の方は「お背中ぴーんだよ!」などと声がけをしてあげてください。
児童期に進むと、コースによっては、エレクトーンで音を作ったり、アレンジを考えたりします。今の時期にエレクトーンで自由に遊ぶことは、自分で作った音で弾いてみたい、という純粋な興味にもつながっていきますので、どんどん触ってください。
※1 J専…児童期のコースの1つ、ジュニア専門コースのこと
※2 YEF…ヤマハエレクトーンフェスティバルの略で、ヤマハが主催する全国的なエレクトーンのコンクール。