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  4. Vol.33 なるほど!レッスンでエレクトーンを使う理由!

現在のベースを作ったエレクトーンとの20年間作曲家 編曲家 小見山優子さんゲーム制作会社での音楽制作にかかわった後に独立。現在はCMやイベント用音楽などの制作も。

5 歳の幼児科をスタートに、25歳までヤマハに通っていたという小見山さん。
「グループも個人も経験。大学時代、ヤマハに通うのはちょっとブランクが空いたりもしたのですが、ずっとエレクトーンを習っていました」。
そんな小見山さんは、エレクトーンの魅力を、「自分を表現できる場というか。小学校や中学校の時には、学校で嫌なことがあるとエレクトーンを弾いて発散したりもしていました」。
児童期に入るときにエレクトーンを選んだのは、「沢山の音が鳴るから楽しかったのと、鍵盤が軽かったのもあります」とも。
中3のときに、将来音楽の仕事をしたいと思い、音大を目指し、進学を果たします。
小3のときの発表会。
(上)自身が作曲したゲーム音楽のイベント。(下)自宅リビングにて。今はエレクトーンはたまに弾く程度。
「エレクトーンで音大に行きたいと思ってからは、ずっと音楽中心の生活を送ってきました」。
その後はゲーム制作会社に就職し、『モンスターハンター』シリーズのテーマ曲などを担当。「モンハンの曲を作ったのが2005年で、それを小学生の時に聴いた人はもう成人していて。『今でも好きです』『この曲がきっかけで音大をめざしています』と言われるとうれしい反面、責任の重大さを感じたりもします」とのこと。
さらに現在はお子さん二人も幼児科からヤマハに在籍中。「たまに弾いてみせることもありますが、基本あまりうるさいことは言わないようにしています。二人ともそれなりに楽しく通っていて、映画やゲーム音楽を弾くのが好きです(笑)」。
最近は、海外から作曲の仕事のオーダーが来ることも多いそうで、「SNSでのフォロワーさんも海外の人が多くて。世界が広がっている感じがします。今後は、もっと自分の曲を聴いてもらえる機会を増やせたらいいなと思っています」。

エレクトーンInformation

エレクトーンは海外でも人気!

エレクトーンは、世界40の国と地域で販売されており、特に人気なのが中国やインドネシアなどのアジア各国で、中東や中南米でも販売されています。
中国は、日本の次に演奏人口が多く、エレクトーンを弾きながら歌う国民的人気アーティストがいたり、音大のエレクトーン科も増えています。

中国で人気の日本人プレイヤー Yamanecoさんのコンサートの様子。

旅するストリートエレクトーン!

中国で人気の日本人プレイヤー 写真は「HANA」バージョンで、他に「SAKU」『SEKAI」も。

駅や街中においてあって誰もが自由に演奏を楽しめる、駅ピアノやストリートピアノのエレクトーン版が、「ストリートエレクトーン」。レッスンで使っているベーシックタイプがカラフルにペイントされ、現在は3台のエレクトーンが全国を旅しています。

エレクトーンの歴史は?

その語源はelectronicとtoneからきており、初代エレクトーンができたのは1959年。それは、国産で初のトランジスタを使用した「電子オルガン」の完成でした。その後、時代やユーザーのニーズにあわせて何度も改良され、近年では、様々な音色やリズム機能が搭載され、多彩な楽しみ方ができるように。

(右)1990年代に人気だった「EL-90」。(左)初代のモデル「D-1」。

コンクールも開催中!

Yamaha Electone Festival 2023

通称、YEFと呼ばれるヤマハエレクトーンフェスティバルは、1964年から開催されているイベント。
日ごろの成果や楽しさを披露するのはもちろん、演奏力や音楽力の向上を目的としてコンクール形式で行われています。ソロとアンサンブルの2部門からなり、ソロの部門は、海外の代表も参加する全国大会まで実施。
未就学児から参加可能で、全国で開催される大会に沢山の人がチャレンジしています。